なにわ男子デビューおめでとう!!!-夢が叶った日のこと-

2021年7月28日 なにわの日

「何か発表があるかもしれないし、そうじゃなくても728の日に休めるだけで幸せじゃん」と人生初の有給を取った。
まだMC配信も決まってなかったから迷っていた時に「絶対取った方がいいよ!」と後押ししてくれた同期には感謝しかない。

全公演MC配信が決まり、ほんの少しの期待を持って迎えたその日の配信はいつもと企画の毛色が違っていて、「もしかして?」と思う反面「いや、オープン日だしなにわのにわの宣伝だろう」と保険をかけた。
大西畑→恭平くん→長尾さん→みっちーの順に企画はどんどん進んでいく。大西畑は流石の仕事人ぶりだったし、恭平くんのターンに関して言いたいことはあるけれど、「俺なんで?ひとり!?」と焦る恭平くんに「高橋くんがんばれー!」と声をかけてくれる長尾ちゃんや自己PR後に「絶対画面の向こう側の人恭平に惚れてんで!」と言ってくれるりゅちぇ、口々に励ましてくれるメンバーになにわ男子が恭平くんの居場所で良かったと心から思った。
長尾さんとみっちーから発表されたインスタやYouTubeチャンネルの開設は正直心拍数がバクバク言い始めてたから、「なに!こわい!むり!」と口走ってたことしか記憶にない。

そして丈橋の番でまさかの台本が白紙。アドリブで土からの止まるを披露する丈橋の連携プレーに丈橋力を感じていたところで観客の歓声が上がり、『最後まで絶対に声を出さずにご覧ください』の文字に気持ちが逸る。そこからはずっと祈るように画面を見つめていた。

なにわちゃんがモニターを眺めてる時間はとても長く感じられて、「良いお知らせでありますように」と願うことしか出来なかった。数秒後、画面いっぱいに涙を流すなにわ男子の姿があって、流石に察した。察したけど本人の口から聞かないと落ち着かない。配信がこれほどもどかしかったことはない。
『なにわ男子 2021年11月12日 CDデビュー決定』
その言葉を聞いて堰き止めていた感情が溢れて号泣した。
これからもなにわ男子が7人一緒にいれる未来があることが嬉しくて、"したい"じゃなくて"しなければならない"と話していたデビューが叶ったことが嬉しくて、夢みたいだと思った。

なにわ男子は私にとって最後の賭けだった。
なにわ男子を好きになる前からジャニオタで、世辞にも順風満帆とは言えないグループを応援してたからか、気づいた時にはアイドルの話す未来が信じられなくなっていた。そのことがすごく申し訳なくて、けどそれはなにわ男子を好きになってからも変わらないと思っていた。

転機は2020年のアオハル城ホ公演のMCで高橋恭平くんが初詣の願い事を聞かれて「なにわ男子がこの7人で終わりのないところまで行けますように」と答えたことだった。絶対デビューします!ミリオン達成します!みたいな具体的な未来じゃなくて、"終わりないところまで行けますように"。
終わりないところなんて分からないけど、その曖昧さが逆に良かったのかもしれない。もう一度だけ、もう一度だけでいいからアイドルが話す未来を信じてみたいと思った。
神頼みなんて普段しないけれど、神様しか頼りようがないから神頼みもした。

2021年7月28日。デビューが決まった。
終わりないところまで行くためのスタートラインにやっと立てた。

翌朝のWSを見て、また少し泣いて、オタクじゃない友人からのおめでとうLINEに感謝して、コンビニダッシュで手に入れたスポーツ誌を片手に定刻ギリギリで会社に滑り込んで、ようやくデビューが夢じゃないことを実感した。

なにわ男子デビューおめでとう。

これからもずっといっぱい応援させてね。